サマリー: 2日の日経平均は58,057円(前週末比-793円、-1.35%)で週明け取引を終了。前週3営業日で約2.7%上昇した反動から利確売りが先行した。米国市場はS&P500がほぼ横ばい(+0.04%)も、NVIDIAが+2.87%とAI需要を背景に上昇。USD/JPYは157円台まで円安が加速した。
米国市場
2日(月)のニューヨーク市場は主要指数がまちまちの展開となった。S&P 500は6,881.62(前週末比+0.04%)と小幅続伸し、NASDAQは22,748.86(+0.36%)と3営業日ぶりの反発。一方、ダウ平均は48,904.78(-0.15%)と小反落した。
個別ではNVIDIA(NVDA)が+2.87%(182.48ドル)と主要テック株をリード。データセンター向けAIチップへの旺盛な需要見通しが改めて意識された形だ。先週2/25に提出された8-Kも引き続き市場の注目を集めている。Microsoft(MSFT)も+1.38%(398.55ドル)と堅調だった一方、Amazonは-0.77%と軟調。AI・半導体セクターへの選別的な強気バイアスが鮮明だ。
マクロ面では、FF金利(実効)が2/27時点で3.97%まで低下。先週後半の4.02%から5bp程度の低下が続いており、FRBの追加緩和期待が市場の下値を支える構図となっている。米10年債利回りは3.64%と安定しており、高バリュエーションのテック株にとっても良好な環境が続く。
日本市場
2日(月)の東京市場は反落。日経平均は58,057.24円(前週末比-793.03円、-1.35%)で取引を終えた。TOPIXも連動した下落で、ETF参考値(1306.T)は4,094円と前日比-0.90%。
前週(2/24〜2/27)の3営業日で日経平均は56,764円→58,850円と約3.7%上昇していたため、週明けは利確売りが先行した。日中はUSD/JPYが157円台に乗せる円安進行が輸出株を下支えした局面もあったが、米国市場の物足りない動きを受けてリスクオフムードが強まり、終日上値が重い展開となった。
注目テーマ
AI・半導体セクターへの集中:相場の二極化が進む
NVIDIAの+2.87%が象徴するように、AI・半導体への資金集中が続いている。S&P 500全体がほぼ横ばいの中でNVDAが大幅高となった構図は、市場が「広く買う」フェーズから「厳選して買う」フェーズに移行しつつある兆候ともとれる。
一方で、注意点もある。S&P 500は先週後半(2/26〜2/27)に2日続落しており、高値圏での上値の重さが意識されている。FF金利が3.97%まで低下していることは利下げ期待の反映でもあるが、この動きが「景気減速への懸念」を織り込んでいるとすれば、単純にポジティブとは言い切れない。CPI(1月)は前月比+0.17%と落ち着いており、インフレの急加速懸念は薄れているが、今後の雇用・消費データが注目ポイントとなる。
本日の注目イベント
- 米 ISM 非製造業景況指数(2月)発表予定
- 複数のFRB地区連銀総裁による講演(3月FOMC前哨戦)
- 国内:自動車販売台数(2月)など月次経済指標の発表が本格化
- TOPIX銘柄の月次外国人売買動向(参考値)
マーケットデータ
| 指標 | 値 | 前週末比 |
|---|---|---|
| 日経平均 | 58,057.24 | -1.35% |
| TOPIX(ETF参考) | 4,094 | -0.90% |
| S&P 500 | 6,881.62 | +0.04% |
| NASDAQ | 22,748.86 | +0.36% |
| ダウ平均 | 48,904.78 | -0.15% |
| USD/JPY | 157.36 | +1.50 |
本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
