S&P 5006,816.89 -0.11%
NASDAQ22,902.90 +0.35%
日経平均56,502.77 -0.74%
SOX指数8,889.83 +2.31%
ドル円159.65 +0.25%
VIX21.24 +10.45%

FOMC+日銀「中央銀行デー」到来──米国株5日ぶり反発、10年債利回り低下が追い風

朝倉 隼人2026年3月18日6 min read
FOMC+日銀「中央銀行デー」到来──米国株5日ぶり反発、10年債利回り低下が追い風

サマリー: 米国株は5営業日ぶりに反発し、S&P 500は6,716で引けた。米10年債利回りが4.23%に低下したことが買い戻しを誘った。本日はFOMC声明日銀金融政策決定会合が同日に重なる「中央銀行デー」。日米金利の方向感が今週後半の相場を決める。

米国市場

17日(火)の米国市場は3指数そろって反発し、先週からの4日続落にようやく歯止めがかかった。S&P 500は6,716(前日比 +0.25%)、NASDAQは22,479+0.47%)、ダウ平均は46,993+0.10%)。

反発の起点は米10年債利回りの低下だ。先週末の4.28%から4.23%へ5bp下がり、グロース株を中心に買い戻しが入った。ただし出来高はS&P 500で約29億株と前日(52億株)を大きく下回っており、積極的なリスクオンというよりは、FOMC前のポジション調整の色合いが濃い。

NASDAQの反発幅(+0.47%)がダウ(+0.10%)を上回ったのは、金利低下がハイテク・グロース銘柄にとって追い風になりやすいため。先週の急落で割安感が出た銘柄に短期資金が戻った格好だ。

日本市場

17日(火)の日経平均は53,700円(前日比 -0.09%)とほぼ横ばいで取引を終えた。TOPIXは3,809+0.50%)と小幅高。日経平均が値嵩ハイテク株の重さで伸び悩む一方、TOPIXは銀行・商社など内需系のバリュー銘柄が支えた。

ドル円は158.96円と前日の159.57円から約60銭の円高方向に振れた。FOMC・日銀を前にした持ち高調整の動きとみられ、方向感は乏しい。

本日18日は日銀金融政策決定会合の結果発表を控えており、寄り付きから様子見ムードが強まる展開が想定される。市場のコンセンサスは「現状維持」だが、植田総裁の記者会見での追加利上げに関する発言が為替と銀行株の方向を左右する。

注目テーマ

FOMC+日銀 ── 中央銀行の「同日決定」が試す市場の地力

本日最大のイベントは、FOMCと日銀金融政策決定会合が同日に結果を発表するという極めて稀なスケジュールだ。

FOMCは政策金利(FF金利 3.64%)の据え置きがほぼ確実視されている。焦点は声明文とドットチャート(政策金利見通し)の修正。先週のCPI上振れを受け、年内利下げ回数の見通しが3回→2回に減るかどうかが最大の注目点だ。

ドットチャートとは?
FOMCメンバー各自が予想する将来の政策金利を点(ドット)で示した図。年末時点のFF金利予想を集約しており、市場が利下げ・利上げの回数を予測する最重要資料のひとつ。

一方、日銀は追加利上げを見送る公算が大きいが、声明文で「次の利上げ」へのシグナルがどう変わるかがポイント。仮に日銀がハト派寄りのトーンを維持すれば、日米金利差は当面縮まらず、ドル円は159円台を維持しやすくなる。

もうひとつ見逃せないのが、米航空セクターのガイダンス更新ラッシュだ。17日だけでアメリカン航空(AAL)、ジェットブルー(JBLU)、アレジアント・トラベル(ALGT)、フロンティア航空(ULCC)の4社が8-Kを提出した。燃料コストや需要見通しの修正が背景とみられ、消費動向を読むうえで注目しておきたい。

本日の注目イベント

  • FOMC政策金利発表+記者会見(日本時間19日未明)── ドットチャートの変更に注目
  • 日銀金融政策決定会合・結果発表+植田総裁会見 ── 追加利上げの時期示唆があるか
  • 米住宅着工件数(2月)── 住宅市場の冷え込み度合いを確認
  • 航空4社の8-K開示内容 ── ガイダンス修正の詳細と消費マインドへの示唆
  • 米10年債利回りの動向 ── 4.20%割れなら株に追い風、4.30%超えなら再び重荷

マーケットデータ

日経平均
53,700
-0.09%
TOPIX
3,809
+0.50%
S&P 500
6,716
+0.25%
NASDAQ
22,479
+0.47%
ダウ平均
46,993
+0.10%
USD/JPY
158.96
-0.61

本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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